インプラント治療の流れ
インプラント治療の流れ
こんにちは! いろどり歯科です!!
インプラント治療は、失われた歯を人工の歯根(インプラント)で補う高度な歯科治療です。
自然な見た目と機能を取り戻せるため、近年非常に人気が高まっています。従来の入れ歯やブリッジとは異なり、周囲の健康な歯に負担をかけることが少なく、天然の歯と同じような噛み心地を提供できるのが最大の特徴です。しかし、治療には複数の段階があり、適切な手順で進めることが成功の鍵となります。ここでは、インプラント治療の具体的な流れについて解説します。
インプラント治療は、失われた歯の代替として顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
これによって自然な見た目と機能を取り戻せるため、審美性と機能性を両立できる点が大きな魅力です。治療の流れは大きく6つのステップに分けられ、初診のカウンセリングから治療後のメンテナンスまで長期的にしっかりと管理することが必要です。
【1. 初診・カウンセリング】
最初のステップは、患者さんの口腔内の状態を確認する初診とカウンセリングです。この段階では、患者の歯や顎の状態を確認するため、レントゲン撮影やCTスキャンが行われます。インプラントを埋め込むためには十分な骨の量と質が必要であり、これが不十分な場合には骨造成手術が必要になることもあります。また、患者の希望や治療に対する不安をしっかりと聞き取り、最適な治療計画を提案する重要なプロセスです。
【2. 精密検査と治療計画の立案】
カウンセリング後、さらに詳しい検査を行います。精密検査では、顎の骨の量や質、神経や血管の位置を正確に把握します。特に、インプラント体を埋め込む位置や角度を決定するためには、詳細なデータが必要です。この情報を基に、歯科医師は治療計画を立案します。治療の期間や費用、手術の方法、必要な通院回数なども具体的に説明されるため、患者は事前にしっかりと理解した上で治療に臨むことができます。
【3. インプラント手術】
インプラント手術は、通常1回法と2回法に分けられます。
① 一次手術: 2回法の場合、最初に歯茎を切開し、顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込みます。この手術は局所麻酔下で行われ、痛みはほとんど感じません。埋め込んだ後は歯茎を縫合し、骨とインプラントが結合するのを待ちます。
② 二次手術: 骨とインプラントがしっかりと結合した後、歯茎を再び切開し、インプラントの上部にアバットメントと呼ばれる土台部分を取り付けます。このアバットメントは人工歯を支える重要な役割を果たします。
【4. 治癒期間(オッセオインテグレーション)】
インプラントが顎の骨としっかりと結合する過程を「オッセオインテグレーション」と呼びます。この期間は、患者の骨の状態や体質によって異なりますが、一般的には3ヶ月から6ヶ月程度です。オッセオインテグレーションが成功すれば、インプラントは天然の歯の根のように強固に固定され、しっかりと噛む力を支えることができるようになります。
【5. 人工歯の作製と装着】
オッセオインテグレーションが完了したら、人工歯(クラウン)を装着します。クラウンは患者の歯並びや噛み合わせ、色合いに合わせて作られ、天然の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになります。また、クラウンの素材にはセラミックやジルコニアなどがあり、審美性や耐久性に優れた選択肢が豊富に揃っています。装着後は噛み合わせを調整し、違和感がないかを確認します。
【6. 治療後のメンテナンス】
インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラントは天然の歯と異なり、虫歯にはなりませんが、周囲の歯茎が炎症を起こす「インプラント周囲炎」のリスクがあります。そのため、正しいブラッシングと歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。また、定期検診では噛み合わせやインプラントの状態をチェックし、早期に異常を発見することができます。
治療後の注意点と費用について
・治療前の注意点: 糖尿病や喫煙は治療の妨げになるため注意が必要です。
・費用: 保険適用外のため、1本あたり30~50万円程度が相場です。
まとめ
インプラント治療は、失われた歯の機能と審美性を回復する優れた治療法です。適切な治療計画とケアを行えば、長期間にわたって快適な生活を送ることができます。信頼できる歯科医師のもとで、理想的な治療を受けましょう。
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