唾液の働きについて
唾液の働きについて
こんにちは!いろどり歯科です。
今回は「唾液のはたらき」についてブログを書いていきます。
唾液は口腔内で多くの重要な機能を果たし、全体的な口腔健康に不可欠です。以下に、唾液の主な働き、成分、唾液の生成と調節、および唾液の健康への影響について詳細に説明します。
唾液の主な働き
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口腔の潤滑:
- 唾液は口腔内の粘膜を潤滑し、話す、嚥下、咀嚼を容易にします。
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消化の補助:
- 唾液に含まれる酵素(特にアミラーゼ)は、食物の消化を始めます。アミラーゼは炭水化物の分解を助けます。
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口腔内の清掃:
- 唾液は食べかすや細菌を流し、歯の表面を清潔に保ちます。
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酸の中和:
- 食後に生成される酸を中和し、口腔内のpHバランスを維持します。これは虫歯の予防に重要です。
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再石灰化の促進:
- 唾液はカルシウム、リン酸塩、フッ素などを含み、これらが歯のエナメル質の再石灰化を助けます。
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抗菌作用:
- 唾液に含まれるリゾチーム、ラクトフェリン、イムノグロブリンなどの成分は抗菌作用を持ち、口腔内の細菌の成長を抑制します。
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味覚の支援:
- 唾液は味覚物質を溶解し、味蕾への刺激を可能にします。
唾液の成分
- 水分が主成分で、約99%を占めます。残りの1%には酵素、ミネラル、タンパク質、抗体などが含まれます。
唾液の生成と調節
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唾液腺:
- 大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と多数の小唾液腺によって唾液が生成されます。
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神経の役割:
- 唾液の分泌は自律神経系によって調節され、食物の摂取、嗅覚、視覚、思考によって刺激されます。
唾液の健康への影響
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乾燥症候群(ドライマウス):
- 唾液分泌の減少は口腔乾燥症を引き起こし、口腔内の不快感、話すや食べる際の困難、味覚障害、虫歯や歯周病のリスク増加などを招きます。
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全身疾患との関連:
- 一部の全身疾患、薬剤、放射線治療などが唾液分泌に影響を与えることがあります。
まとめ
唾液は口腔内の健康を維持するために欠かせない役割を果たし、口腔の潤滑、消化の補助、口腔内の清掃、酸の中和、再石灰化の促進、抗菌作用、味覚の支援など多岐にわたります。唾液分泌の減少は口腔健康に多くの問題を引き起こすため、適切な口腔衛生習慣と定期的な歯科検診が重要です。また、全身の健康状態や服用している薬剤が唾液分泌に影響を与えることもありますので、必要に応じて医師や歯科医師と相談することが推奨されます。
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