酸蝕症について

酸蝕症について

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

今回は、酸蝕症(さんしょくしょう)について紹介します!

酸蝕症は、歯のエナメル質や象牙質が酸によって脱灰されることによって引き起こされる歯の状態です。主に酸性飲料や食品の摂取、胃酸の逆流、嘔吐などが原因となります。

🌟酸蝕症 の原因について
①酸性飲料や食品の摂取
ソフトドリンク、果汁、酢、酸味のある食品など、酸性の物質を摂取することで、歯の表面のエナメル質が溶け出すことがあります。

②胃酸の逆流
胃酸が食道から口腔内に逆流することで、酸が歯の表面に接触し、脱灰を引き起こすことがあります。胃酸逆流症や逆流性食道炎の患者によく見られます。

③嘔吐
絶食、過食症、胃の手術後などで嘔吐が頻繁に起こる場合、胃液が口腔内に逆流し、歯に酸の影響を与えることがあります。

🌟酸蝕症の症状

①エナメル質の脱灰
歯の表面が徐々に溶け出し、エナメル質が薄くなり、象牙質が露出することがあります。歯が透明に見えることもあります。

②歯の感度
酸蝕によって歯の神経が刺激されるため、食べ物や飲み物の温度変化に敏感になります。

③歯の形状の変化
歯の表面が凹凸したり、エナメル質の欠損が生じたりすることがあります。

④色の変化 
歯の表面が黄色や茶色に変色することがあります。

予防の改善法について

① 歯磨きの改善
歯を優しく磨くこと、適切な歯磨き方法を使用することが重要です。

② 酸性飲料や食品の制限
酸性の飲み物や食品の摂取を制限することで、酸蝕のリスクを減らすことができます。

③飲み物の飲み方の改善
酸性飲料を飲む際にストローを使用することで、歯の表面との接触を減らすことができます。
④口の中のpHの調整
健康的な唾液の生成を促すために、適切な水分摂取や咀嚼を行い、口腔内のpHバランスを保つことが重要です。

⑤歯科医への定期的な診察
歯科医による定期的な検診やクリーニングを受けることで、早期の酸蝕症の兆候を発見し、適切な治療を受けることができます。

⑥歯の補強
進行した酸蝕症の場合、歯の欠損部分を修復するために、詰め物や歯の被せ物(クラウン)などの治療が行われることがあります。

重要なのは、酸蝕症の予防です。定期的な歯科医への診察や適切な歯磨き、飲食の注意などを実践することで、酸蝕症のリスクを軽減することができます。

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀

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