虫歯があっても宇宙飛行士になれるのか

虫歯があっても宇宙飛行士になれるのか

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

今回は虫歯があっても宇宙飛行士になれるのかというテーマでお話しさせていただきます。
最初に結論からのべると、宇宙飛行士には虫歯があっても、なることはできます!
虫歯があってもフライトの前にしっかりと治療を行っていれば、問題はありません!
宇宙飛行士は打ち上げの前に外れそうになっている詰め物がないかや飛行中に悪化しそうな虫歯はないかを歯科医師に検診を受けます。
宇宙空間で着用する宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。その宇宙服を脱いだり、着たりすることによって、気圧の変化が繰り返し起こります。そのため、虫歯であったり、治療が不十分な歯があると、ひどい歯痛が起こる可能性が高くなります。

では、宇宙で歯が痛くなってしまった場合どのように対処しているのでしょうか?
まずは、痛み止めを飲みます。それでも痛みがおさまらない場合は、歯科医師の指導のもと、他の宇宙飛行士が歯を抜く可能性があります。

治療もせずにいきなり抜歯と思われるかもしれませんが、宇宙空間では、無重力の状態で歯を削るような治療を行うことは難しく、治療を行おうとすれば、水分や削った粉が飛び散って大変なことになってしまいます。

こういった状況に備えるために、宇宙飛行士には歯を抜く訓練があります!

ちなみに、空のお仕事で言うと、宇宙飛行士と同じように気圧の変化を受けやすい職業としてパイロットもあげられます!
先程お話しさせていただいたように気圧の変化を繰り返すことで、歯の痛むが起きやすくなります。
戦闘機に乗るパイロットでも、民間の航空会社のパイロットでも、その選考過程で歯の検査は必須だそうです。

空と地上を行き来するパイロットの場合は、地上に戻った時に歯医者さんに行くことができるので、歯を抜く訓練をする必要はありませんが、上空で飛行機の操縦中に歯痛が起きてしまったら大変なことになってしまいます。

余談ですが、エンデバーの日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんは、95年の選抜で、親しらずと虫歯の治療をしないまま2次選抜に挑んだため、不合格でした。不合格通知には『歯科治療の必要を認める』という一文があったそうです。

虫歯予防はどんな方でも、重要なことですが、将来、宇宙飛行士やパイロットを目指す方は、ますます歯の健康が重要であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀

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