咬合紙と照射器の役割

咬合紙と照射器の役割

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こんにちは、いろどり歯科です。
本日は歯科治療で多く使われる「咬合紙と照射器」についてお話していきますね!

🌟まずは咬合紙についてお話しさせていただきます!

歯科で歯の被せ物や義歯を入れた時などに、
「噛んでください」「歯ぎしりをしてみてください」などと、小さい紙を噛んだことはありますか?

治療を受けている患者様からすると、言われるがままにして、すぐ終わってしまうものなので、あまりに知られていないかもしれませんが、歯医者独特の道具なのです。

赤い小さな紙で、「咬合紙(こうごうし)」と言います。
その名称の通り、噛み合わせをチェックする紙です。

咬合紙の色が付いた部分の歯を少しだけ削ったり、新しく作った被せ物の具合を確認したり、噛み合わせの調整に欠かせないアイテムです。
口腔内は、1ミクロンのちょっとした噛み合わせのズレでも脳が感知できるほど敏感であると言われています。噛み合わせが悪いと結果的に他の歯への負担が増したり、歯の全体で噛み合わせの位置が低くなってしまいます。そして、頭痛や消化不良など、さまざまな症状を引き起こしからだに影響を及す可能性があります。だからこそ、噛み合わせを正しく調整する必要があるのです。
咬合紙には、さまざまな厚さや素材があり、使い道によって多くの種類があります。次に歯医者さんで「カチカチしてください」って言われたら、この話を思い出して、噛み合わせに違和感がないか意識してみてくださいね。

🌟続いて光照射器についてお話しさせていただきます!

正式名称はLED光重合照射器といい、光照射器と簡略して呼ぶ事が多いです。

この光照射器はほとんどの歯科医院で使われています。歯を削って白い詰め物(コンポジットレジン修復)をする際に活躍します。虫歯の部分を削って出来た穴や溝にレジンを詰め形を整えてから、数秒光照射をして固めます。 

照射器の光源には、ハロゲン・キセノン・LED等が用いられていて、効果に必要な波長の400~800nm(ナノメーター)の 青い可視光線を取り出し、照射します。 かつては紫外線で反応させていたのですが、近年は安全性を考慮し、人間の肉眼で見える可視光線を用いるようになりました。紫外線や赤外線をカットしていますので、歯や歯肉に悪影響がありません。 でも、あの青い色は大変眩しいので、皆様が目で直接見るのは目に良くないのでご注意です!


ここまで読んでいただきありがとうございました☺️歯のことお口のことで少しでも気になることがございましたらどうぞお気軽にぜひ一度、ご連絡ご相談ください🍀✨️

 

 

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