なぜ子供の頃に歯が生え変わるのか
なぜ子供の頃に歯が生え変わるのか
こんにちは、いろどり歯科です🦷✨
今回は『なぜ子供の頃に歯が生え変わるのか』についてお話します!
最初に生える歯を乳歯、2回目に生える歯を永久歯といいます。乳歯は全部で20本、永久歯は28本(親知らずを除く)生え、歯の大きさは乳歯より永久歯の方が大きめです。
人は胎生7週目くらい、すなわちお母さんのお腹の中にいる頃から歯の元となる原基とよばれる芽のようなものができます。生後8ヶ月頃から乳歯が生え始め、3歳頃までには上下左右で20本の乳歯が全て生え揃います。なんでも食べられるようになり、体も発達してきます。
すでに乳歯の下には永久歯は存在し始めており、同時に上顎、下顎とともに大きく成長していくわけです。
しかし、乳歯は成長に合わせて大きくはならず、大きさは変わらないままです。
成長しても乳歯のままでは歯と歯の間に隙間ができ、食べ物を噛むのが不十分になります。
成長期に食べ物を正しく噛まないと、お口の周りの筋肉の発育や顎、顔や骨がうまく成長できなくなる恐れがあります。成長し大きくなった身体や顎に合った大きさと数の歯が必要になるため、乳歯から永久歯に生え変わるのです。
永久歯は乳歯の下で成長しています。永久歯の根が作られ始めると乳歯を溶かす細胞が作られ少しずつ溶かされていきます。根がなくなると乳歯は揺れ始めてやがて抜け落ち、そのあとから永久歯に生え変わります。乳歯がうまく抜けなかったり、いつまでも残ったりすると永久歯の位置がずれて歯並びが悪くなることがあります。また、永久歯は乳歯を目指して伸びていくので、乳歯が早く抜けてしまうと永久歯が目標を失い、本来出てくる位置から離れた場所に出てしまうことがあります。
✍️乳歯の虫歯
歯が生え変わるのなら乳歯の虫歯は放っておいていいのでしょうか?
乳歯には、「話す時にしっかり発音できる正しい舌の動かし方を覚える」「永久歯が生える道しるべになる」など、食べ物を噛む以外にも重要な役割があるといわれています。乳歯が虫歯になったり、なくなってしまうと、よく噛めない・発音がしにくく舌がうまく動かせない・永久歯が正しい位置に生えず歯並びが悪くる場合があります。永久歯の歯並びが悪いと、歯ブラシで磨きにくい部分が多くなり、その結果、大人になってからもも虫歯ができやすい環境になる可能性があります。
乳歯は永久歯にくらべて存在期間がとても短いです。しかし、子どもから大人に成長するためにとても大事な歯です。二度と生え変わらない永久歯を守るためにも、乳歯に虫歯が出来てもまた生えるから…と放っておかず、しっかりケアをしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀
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