口腔ケアがウイルス感染を防ぐ
口腔ケアがウイルス感染を防ぐ
こんにちは、いろどり歯科です🦷
冬は、インフルエンザやノロウイルスによる感染性胃腸炎など、ウイルスや細菌による感染症が流行する季節です。
冬に感染が増えるのは、空気が乾燥することで、ウイルスの水分も蒸発して空気中に漂いやすくなるとともに、乾燥を好むので、ウイルスの感染力そのものも強まります。さらに、空気が乾燥していると、くしゃみやせきの飛沫が小さくなり、飛沫に含まれるウイルスが遠くまで飛びやすくなることで、感染が広がり、感染のスピードも速まります。
口腔ケアがウイルス感染を防ぐ効果があるのをご存知でしょうか?
インフルエンザ感染が口腔ケアの徹底によって防げることは研究の結果明らかになっています。新型コロナウイルスについても、口腔ケアで予防、重症化予防への効果がある可能性が高いと報告されてきています。
つまり、ウイルス感染が懸念されるこんな時だからこそ、口腔ケアが大事なのです。
ウイルスと共生しながらもウイルスには感染しないためには、どうしたらよいのでしょうか?
よく言われるのは免疫力を上げることですが、お口の中が清潔で良好な状態にあることもウイルス感染のリスクを下げるのに大変効果的なことなのです。
口腔ケアがウイルス感染症に効果的な3つの理由
■ ウイルスの感染を助ける口腔内細菌を減らします
実は、お口の細菌がウイルスを粘膜細胞の中に入り込むのを助けるタンパク分解酵素を出すことがわかっています。特に、歯周病菌が強力なタンパク分解酵素を持っていることがわかっており、歯周病菌のコントロールがウイルス感染症予防にも重要だと言われています。
■ 口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させます
口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させます
お口の細菌が食道→胃→腸へと移動し、腸内細菌を乱して体の免疫力を下げてしまう可能性があると言われています。そのため、お口を不潔にしている方や、歯周病にかかっている方は、食事のたびにお口の細菌が腸内へ運ばれ、免疫力を下げてしまう恐れがあります。
■ 口腔ケアでウイルス性肺炎の重篤化を防ぐことができます
高齢になるにつれ、食べ物や唾液が誤って気道に入ってしまう「誤嚥」が起こりがちになります。この時、お口の中が不潔な状態だと、細菌が気管や肺に至り、「誤嚥性肺炎」を起こしやすくなります。
誤嚥性肺炎を起こしている状態のところに新型コロナウイルスによる肺炎が起こると、肺炎が重篤化する恐れがあります。口腔ケアをしっかりと行い、細菌による誤嚥性肺炎を起こさないようにしておくことで、新型コロナウイルスによる肺炎の重症化を防ぐことができます。
ウイルス感染を防ぐ口腔ケアとは
・歯磨きによるセルフケア
・歯石除去
・定期的な歯のクリーニング
・汚れがたまりにくい口腔内環境づくり
歯ブラシやフロスを使った歯磨きを基本として、殺菌効果のある歯磨剤や洗口液を使用すると良いでしょう。
歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨
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