口臭の種類について

口臭の種類について

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

本日は口臭の種類についてお話させていただきます。

 

🌟口臭の5つの種類
口臭の原因は大きく分けて5種類ございます。

①生理的口臭
生理的口臭とは、誰にでもある口臭です。
起床時や空腹時、緊張したときなどに、唾液の分泌量が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られることが原因です。
しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。
朝食を抜くと、お口の中は朝起きた状態であるため唾液が少ないまま午前中を過ごすことになり、さらに空腹が加わり口臭が強く発生しますので、朝食を食べる習慣をつけましょう。
生活習慣の改善をすることで口臭を抑えることが可能です。

②食べ物や飲み物、嗜好品による口臭
ニンニクやアルコール、タバコなど、においの強い飲⾷物や、コーヒー等の嗜好品によって発⽣する一時的な⼝臭です。時間の経過とともに減少し、臭いも無くなる一過性のものです。

③ストレス
ストレスにより唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。原因となるストレスに対する対策を取るとともに、唾液の主成分となる水を補給することや口の中を洗い流すことで口臭を抑えることができます。

④心理的口臭
自分自身で強い臭いがあると思い込む人がいます。しかし、口臭が気になって口を閉じたまま話さないでいると唾液がでなくなって口臭がさらに強くなります。
唾液は天然の抗菌成分を含んでいますのでリラックスして笑顔ですごして唾液を分泌して口臭を抑えていきましょう。

⑤病的口臭
口腔内の疾患、鼻や喉などの疾患、呼吸器系や消化器系の疾患などが口臭の原因になることがあります。
今回は口腔内の疾患に関して詳しくご説明致します。


🌟口臭の原因となる口腔内疾患とは
①舌苔(舌の汚れ)
舌苔とは、舌に付着した汚れで口臭を引き起こす細菌やタンパク質などを含んだものです。
健康な人にもありますが、体調がよくないとき、唾液が少なく口の中が乾いているときなどに特に発生し口臭の原因となります。
口腔内が原因で口臭がある場合の1/3は舌の上にあります。

②歯周病
歯周病とは歯と歯肉の間に細菌が感染し歯の周囲に炎症が起こる病気です。
歯がよく磨けていないと歯垢(プラーク)という細菌が集まり歯と歯肉の間の溝にたまり、この細菌が繁殖することで炎症が起きます。多量のタンパク質が分解される際に強い口臭が発生します。

③歯垢
歯がよく磨けていないと歯の表面に柔らかい堆積物ができ、そのほとんどが細菌の塊です。

④歯石
歯垢が硬く固まり石灰化したものです。
歯石がたくさんできると口臭も悪化していきます。

⑥補綴物(銀歯)の不良
歯に被せた銀歯に隙間ができると汚れがたまりやすく、口臭の原因になります。

⑦進行した虫歯
虫歯があると、食べかすや虫歯菌が虫歯の穴の中にたまってニオイが発生し口臭の原因になります。

⑧プラスチックの人工歯(入れ歯)
入れ歯のプラスチックプラスチック部は、色やニオイが吸着します。
毎日清掃して消毒剤に浸しておく必要があります。

⑨口腔内腫瘍
口の中の腫瘍により口臭が発生することもあります。


上記の口腔内疾患に対する最大の予防治療は歯科医による治療や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアです。
ご自身の歯磨き等によるセルフケアを行うとともに、定期検診やクリーニングを行い、歯周病や虫歯の予防をしていきましょう。


歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀✨

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