カイスの輪

カイスの輪

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こんにちは、いろどり歯科です🦷🌟


今回は「カイスの輪」というものについてお話しようと思います。

みなさん聞き慣れない言葉だと思いますが、
これは、「虫歯の原因には様々なものがあり、
それが重なると虫歯が発生するリスクが高まる」
ということを表しています。

虫歯ができるためには、歯の状態、食べ物の状態、虫歯菌の状態が3つ重なったところで、虫歯が発生するということを表しています。

最近ではこの3つの要因に時間の経過が加わり、むし歯を引き起こすことが知られています。


カイスの輪の場合、3つの条件は、

①歯質・唾液
乳歯や生えたての永久歯は歯の質が弱く、むし歯への抵抗性がありません。
また歯並びが悪いと汚れが残りやすく、むし歯の発生に大きく関係しています。
歯の質はカルシウム分の少ない歯や、奥歯の噛み合わせ面の溝が深い歯などはむし歯になりやすいです。
歯の質は生えたときにほぼ決まってしまっています。


②細菌
ミュータンス菌が砂糖を分解して歯垢をつくり、その中でさらに糖を発酵分解するため酸ができ、
その酸が歯を溶かします。

③糖質(細菌の食事)
口の中の細菌が、食べ物の残りに含まれる砂糖を栄養源として増え続け、歯垢をつくります。

口内は普段は中性ですが、飲食して 3分ほどすると歯が溶ける程度の酸性になります。

この三つの要因がそろった所に時間という4つめの要因が加わるとむし歯が発生するんですね。

つまり、これらの条件が重なると虫歯発生のリスクが高まります。

3つの条件が重なっても、一瞬で虫歯ができるわけではありません。
2つの要素が重なっても、虫歯はできません。3つが重なることで虫歯ができるのです。

極端なことを言ってしまえば、砂糖の入ったお菓子をどんなに食べても、全く歯をみがかなくても口の中にむし歯菌がいなければむし歯にはならないのです。

そのため、虫歯を予防するためには、これらの条件に対応する必要があります。

●食べカスを取るだけではなく、歯の表面に出来た「プラーク」を取る事を意識して歯磨きをする。
●細菌が最も増殖するのは口が渇いてしまう寝てる間なので、寝る前の歯磨きを習慣にして、丁寧に行う。

●間食を控える。または間食には「糖」を含まないものを選ぶ。
●「キシリトール」など、甘いけれどもムシ歯の原因にならない代替甘味料のものを選ぶ。
●「糖」がお口の中に残っている時間を出来る限り減らすためにも、歯磨きを丁寧に行う。

●歯を強くする為に、フッ化物配合の歯磨材を積極的に使って歯磨きをする。
●唾液をしっかり出す為にもよく噛んで食べる。


歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨

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