2022.09.29
2022.09.29
こんにちは、いろどり歯科です🦷✨
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今回は咬唇癖(こうしんへき)について紹介します。
⭐️咬唇癖とは
咬唇癖とは唇を噛もうとする癖で、通常は上顎乳前歯の舌側に下唇を咬みこみながら吸い込もうとします。 逆に下顎乳前歯で上唇を咬もうとすることもありますが、下唇を咬む方が多く見られます。奥歯が生えても咬唇癖がなおらないと、上顎乳前歯部の唇側傾斜と下顎乳前歯部の舌側傾斜がおこり、上顎前突の原因になることがあります。
また、かみ合わせが深くなり、下の前歯が上の前歯の歯肉にあたり、傷がついてしまうこともあります。
上唇を咬む癖の場合には、反対咬合(上の歯よりも下の歯が外側に出た状態)の原因になることがあります。
⭐️上顎前突とは
上の前歯が前突している出っ歯の状態を示す不正咬合です。 歯が突出しているばかりでなく、下アゴの成長不足を伴っている症例が多く、症状が複雑化しています。
おおよそ8才、9才成長期において適切な治療を開始することで、より良い結果を得ることができます。
⭐️咬唇癖の原因
咬唇癖がおこる原因は精神的な要素や生活環境によって様々ですが、吸てつ反射(赤ちゃんが唇に触れたものを吸おうとする本能的な行為)や、精神的な緊張、欲求不満などが主な原因としてあげられます。
下唇を咬むことによって、不安が解消されたりリラックスしたりするという働きがあるためにこのような悪習慣(口腔習慣)がついてしまうことがあります。
⭐️咬唇癖を治すために
咬唇癖の除去には、まずなぜ癖をやめなければならないのかを理解する必要があります。
正しく唇が閉じれるような意識づけと唇の筋肉のトレーニングが必要です。
ただし、4歳くらいになるまでは咬唇癖をやめさせられることがかえって欲求不満やストレスになって咬唇癖が悪化してしまったり、他の口腔習慣がついてしまうことがあります。
おしゃべりや遊びなどでなるべく咬唇癖が出ないように気分をかえてあげたり、過度にストレスを与えない範囲でのコミュニケーションを図ることが重要です。
4歳、5歳になって本人も咬唇癖をやめたいと思えるようになれば、装置を使っての矯正治療やリップトレーニングと言われる口腔筋機能訓練によって咬唇癖をなおしていきます。
幼児期、学童期を通して下唇を咬む癖が続いてしまうと、ひどい上顎前突になってしまうこともありますので、この時期においてはしっかり治療をすることが必要です。
歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀
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