2022.09.20

2022.09.20

こんにちは、いろどり歯科です🦷✨️

本日は「歯周病と認知症の関係」についてお話します!

✍️認知症とは
認知症とは脳の老化による物忘れとは違い、何らかの病気により脳の神経細胞が傷つき破壊されて起こる症状や状態のことをいいます。

認知症のうち、全体の約70%はアルツハイマー型認知症です。脳血管型認知症は約20%、レビー小体型認知症は約4%です。これらは「三大認知症」といわれ、全体の約94%を占めています。

医療がこれほどまで発達した現代ですが、認知症の根本的な治療方法や、根治できる治療薬はまだありません。大切なのは、症状を悪い状態にしないようにしていくことです。
実は、歯科医療は認知症の予防や進行を遅らせるのにとても有用なのです。

✍️歯周病とは
歯周病は歯茎の腫れや赤み、出血、口臭といった症状が起こります。
症状が重くなった場合歯を支える骨が溶けてしまい最終的には歯が抜けてしまうこともあるのです。

歯周病が原因で歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、食べられるものの種類が限られてしまいます。

歯周病は、「国民の7割が罹患している」とも言われる感染症です。実はあまり知られていませんが、全身疾患のリスクを高めるだけでなく、認知症を発症・進行させるしくみが明らかとなっています。

✍️歯周病と認知症の関係

成人で歯を失う原因のうち、最も多いのが歯周病ですが歯周病により歯が抜けたり弱くなったりする場合があります。
歯が抜けたり弱くなったりすると噛む行為が減ってしまいます。
その結果、脳機能の低下にもつながり、認知症の発症リスクも高まると考えられています。

また、認知症以外にも歯周病によって引き起こされる疾患があります。
歯周病と関連が挙げられているものには以下の病気があります。

・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・心筋梗塞
・動脈硬化症
・早産
・低体重児出産
・がん

このように歯周病はお口の中で唯一の生活習慣病であり、全身の健康と深く関わっています。
互いの症状を悪化させてしまうこの病気は片方だけ治療してもいい結果は得られません。

歯周病は年をとるとかかってしまう病気だと思っている方も多いですがそうではありません。

お口の健康はもちろん、全身の健康維持、健康寿命延伸のために、歯周病予防をしっかり行っていくことが大切です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀

 

月別アーカイブ


LINE
相談