2022.08.29
2022.08.29
こんにちは、いろどり歯科です🪥✨
今回は、歯科で使用するレントゲンについてです!
レントゲンの種類ですが、多くの歯科医院ではパノラマとデンタルという大小2種類のレントゲン撮影をすることが多いと思われます。
お口全体のレントゲンをお撮りするのがパノラマレントゲンです。
歯や顎の状態をみることができます。
大きなサイズのパノラマは上下の歯全体が撮影され主に歯並びや顎骨内部の病気の有無を確認します。
顔の正面のみを写しても歯はカーブしていて全体が撮れないので、顔周りをグルッと写しレントゲン上では顔の下半分ほどが平面に見えるようになっています。
■パノラマレントゲンでわかること
・現在の歯の本数
・子供の乳歯から永久歯への生え変わりの状態
・目視では見えない埋伏過剰歯や埋伏歯
・欠損歯のチェック
・親知らずの抜歯の診断
・全体的なむし歯の進行状態の確認
・全顎の歯周病の進行度合いや骨のボリューム
・顎の骨の中にある病気の有無
・顎関節(顎の関節)の状態
・上顎洞の位置や形態
歯列と顎骨全体を撮影でき、これ1枚でおおまかな虫歯の位置や大きさ、歯周病の進行程度、親知らずの深さなど非常に多くの情報を得られます。
続いて、3~4本ほどのもっと詳細な歯の状態を確認できるのがデンタルレントゲンです。
小さなサイズのデンタルは隣り合った3~4歯を撮影対象とし、より微細な情報が得られお口の中を見ただけでは確認困難なむし歯の発見や治療過程の確認などを得意とした撮影方法です。
■デンタルレントゲンでわかること
・より精密なむし歯の進行状態
・歯と歯の間の見えにくい隣接面のむし歯
・根っこの治療後に薬がしっかり根の先の方まで入っているかどうかの確認
・より精密な歯周病の進行状態(骨の減り具合等)
・根っこの先端に膿がたまっている場合の状態確認
・インプラント周囲の骨吸収状態の確認
しかし、レントゲンと言われると放射線被曝を心配される方も多いと思われます。
ひとつ知っておいていただきたいのが「放射能(放射線物質)」とレントゲンの「放射線」は違うということです。
「放射能」は放射線を出す能力のことで、放射性物質は放射能を出す物質のことです。
「放射線」は放射性物質から出される電磁波のことで、体を通り抜けていくので、からだに全く残りません。
パノラマでは1回の撮影で0.04ミリSv、デンタルでは同様に0.02ミリSvであり、さらに微量であることが分かります。 ちなみに健康診断で受ける胸のレントゲン撮影の場合は0.05ミリSvと言われています。 ですから医科、歯科問わず治療に必要なレントゲン撮影は安心して受けていただければと思います。
このように歯の状態をしっかりと確認するために、当院では基本的に1年に一度くらいのペースでパノラマレントゲンを撮らせていただき、お変わりがないかチェックさせていただいています。
以前撮影していたものと比較することでお口の中を見ただけでは気が付かなかったむし歯や歯周病における小さな変化、あるいは新たな病気の発見に繋がることは決して少なくありません。
そして、患者様のお口の状態をわかりやすくお伝えするようにしています。
歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨
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