2022.7.9

2022.7.9

こんにちは!いろどり歯科です🦷✨
本日は「酸蝕歯(さんしょくし)」についてお話していきますね!みなさんは「酸蝕歯」とはどのようなものかご存知ですか??

近年、「酸蝕歯」は、歯周病、虫歯に次ぐ「第三の歯科疾患」として問題になっています。2015年に東京在住の15歳から80歳までの1108人を対象に行われた調査によると、酸蝕歯がある人の割合は26.1%、約4人に1人が酸蝕歯になっているという結果が示されました。エナメル質段階が19.3%、象牙質段階まで進行している人は6.8%にのぼります。

酸蝕の患者数は増加し続けています。酸蝕歯(浸食性歯牙摩耗、エナメル質損耗または酸蝕症とも呼ばれる)になると、最終的には歯の硬い表層である大切なエナメル質が消失してしまうこともあります。

酸蝕はよく見られる症状ですが、歯にどのような影響を及ぼすかはほとんど知られていません。

🌟酸蝕歯の症状は??

・冷たいものや熱いものに歯がしみる
・歯の噛み合わせの部分が平になっている
・歯の先端や一部分が透けてみえる
・つめものと歯の間に隙間ができてくる
・歯のつやがなくなる
・歯の色が黄色くなる
・歯の表面に小さなへこみがみえる
・歯の詰め物が取れやすい


🌟酸蝕歯になる原因は??

歯の表面にあるエナメル質は、お口の中が酸性(pH5.5以下)になると溶けだします。お口の中が酸性に傾いた時間が長いと歯の表面が溶け、酸蝕歯になりやすいのです。

胃食道逆流症の様な持病がある方や、胃酸が逆流する癖がついている方は特に注意が必要です。胃酸は特に酸が強いため、酸蝕歯になりやすいです。

🌟酸蝕歯の治療は?

酸蝕歯の治療の基本は歯磨きです。セルフケアとしては、歯質を強化するフッ素などの成分が含まれている歯磨き剤を使います。歯科では、歯質を守る薬剤を歯に塗って固め、バリアを作る治療が行われます。穴が空いたり欠けたりするなど、歯に大きな影響が出ているときは、虫歯同様、詰め物やかぶせ物をする処置が行われます。


🌟酸蝕歯を予防するには?

酸蝕歯を予防するには次のような注意が必要です。

・炭酸飲料などの酸性度の高い飲料を長時間口の中にためない。

・酸性度の高い飲食物を口にしたら水でうがいをする。

・酸性度の高い飲食物を口にする回数を少なくする。

・唾液の分泌が少なくなるスポーツの後や就寝前は、酸性度の高い飲食物を控える。

これらに気をつけて予防していきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。歯のことお口のことで少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談 ください🍀✨

 

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