2022.6.25

2022.6.25

こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

今回は歯ぎしりについて紹介します。

◆歯ぎしりの原因
まずはじめに、歯ぎしりを引き起こすと考えられている5つの原因について紹介します。
1.ストレス
歯ぎしりの原因のほとんどがストレスと言われています。
寝ている時に無意識に歯ぎしりや食いしばりをすることでストレスを解消すると言われています。

2.噛み合わせや骨格
上下の歯の噛み合わせが悪いと歯ぎしりがおこりやすいです。
歯の詰め物があっていないことが原因で歯ぎしりが起きることもあります。

3.習慣
スポーツ選手など、力を入れるときに瞬間的に歯を食いしばってしまう人は要注意です。
歯ぎしりが習慣化し、睡眠中などにも、歯ぎしりをしている可能性があります。
飲酒や喫煙も歯ぎしりを起こす原因の可能性があります。
飲酒や喫煙が直接的な原因ではありませんが。お酒の飲み過ぎやタバコの覚醒作用による睡眠の質の低下によって、歯ぎしりをおこす可能性があります。

4.子供特有のもの
永久歯と乳歯の入れ替え時期に起こる不快感が原因で歯ぎしりが起こることがあります。
こちらに関しては、次に生えてくる歯の位置やあごの位置を決めようとする生理現象なので、永久歯に生え変わった後に歯ぎしりがなければ心配ありません。

5.逆流性食道炎によるもの
胃液が逆流してくるのを防ごうと、無意識のうちに歯ぎしりや歯の食いしばりをしてしまうことがあります。

◆歯ぎしりの種類について
歯ぎしりには4つの種類があります。
・歯の擦り合わせ(グラインディング)
歯を横に擦り合わせ、ギリギリとした音が出る

・歯の噛みしめ(クレンチング)
上下の歯を強く噛みしめる。音がほとんどしないので、家族でも気づきにくい。

・歯を鳴らす(タッピング)
上下の歯をカチカチとぶつける

・歯をきしませる(ナッシング)
ある一定の限られた部分でこすりあわせる歯ぎしり。キシキシ、キリキリときしむ音がする。

これらを総称し、歯ぎしり(ブラキシズム)と呼びます。

◆歯ぎしりを放置すると
歯ぎしりを放置すると以下のような症状があらわれる可能性があります。
・歯がすり減る
歯が削れてしまい、歯の長さが短くなり、欠けたり、折れたりする。

・知覚過敏をを起こす
歯ぎしりによって歯の1番外側を覆っているエナメル質が削られ、その下にある象牙質が露出し、知覚過敏を起こす。

・詰め物がずれる、損傷する
歯に力がかかりすぎると、被せ物がずれたり、損傷することがあります。

・顎関節症になる
強い歯ぎしりは、歯や歯周組織だけでなく、顎や骨の筋肉にも負担がかかるため、顎関節症になってしまうこともあります。

・歯周病の悪化
歯ぎしりによって強い力が加わることで、歯茎や歯槽骨の炎症が悪化し、歯周病の進行も促進させます。

・歯並びが悪くなる
歯に対して強い力がかかり続けると、歯が移動を始めます。
歯並び全体が乱れ、かみ合わせにも異常が生じます。

・咬合性外傷を引き起こす
歯ぎしりや食いしばりを続けていると、歯根膜を始めとした歯周組織にダメージが蓄積します。
これにより、咬合性外傷と呼ばれる歯周組織の病気を引き起こすことがあります。咬合性外傷は、歯周病と同じように歯茎や歯槽骨が破壊されていく病気です。

◆歯ぎしりを改善するには…

歯ぎしりを改善するのには、生活習慣を改善させることが最も有効ですが、歯科医院で歯ぎしり用のマウスピースを就寝中などに使用してもらうことで、歯や顎関節のかかる負担を軽減することができます。

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️

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