2022.6.17
2022.6.17
- こんにちは、いろどり歯科です🦷✨
本日は「唾液の力」についてお話していきます!みなさん、唾液にはどのような効果や作用があるかご存知ですか??
唾液は口の中をうるおすだけでなく、口内の細菌の増殖を抑え、口臭、虫歯、歯周病などさまざまなトラブルから私たちを守っています。
風邪や特定のウイルス性疾患に“かかりにくい人”と“かかりやすい人”を調べる研究を行った結果、“かかりにくい人”は、安静時の唾液分泌量が多いことが分かっています。
◯唾液の主成分は何でできていると思いますか?
正解は99.4%が水で出来ています。あとの0.6%は無機質と有機質になります。その0.6%しか存在しない成分が口腔の機能に重要な役割を果たしています。
🌟唾液の作用
自浄作用→歯や歯間に付着したプラーク(歯石)を洗い流す。
抗菌作用→抗菌作用を持つ成分が口の中の細菌の増殖を抑える。
pH緩衝作用→飲食により酸性に傾いた口内 のpHを中和させ虫歯を防ぐ。
再石灰化作用→飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ。
消化作用→酵素アミラーゼがデンプンを分解し消化しやすくする。
粘膜保護・潤滑作用→粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする。
溶解・凝集作用→味を感じさせ、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする。
粘膜修復作用→上皮成長因子と神経成長因子が傷を治す。
🌟唾液が減るとどうなるの??
唾液の分泌が減少、または分泌されなくなることで口の中が乾燥した状態になります。唾液腺から分泌される平均的な唾液の量は1日あたり約1〜1.5リットルです。しかし、さまざまな原因によって唾液の分泌が減ると、口の中の湿潤度が減少し、乾燥するようになります。唾液が不足することで、唾液の抗菌作用や自浄作用が低下し、むし歯や歯周病になりやすくなるほか、口臭や粘膜の感染症、味覚障害、嚥下障害などを起こすこともあります。
🌟なぜ唾液が減るの?
口腔乾燥症の原因は様々であり、疾患によるもの、薬の副作用によるもの、脱水、口呼吸、ストレスによるものなどがあり、それらが複合的に関与している場合もあります。原因となる疾患では、糖尿病や甲状腺機能障害、尿崩症、シェーグレン症候群などが挙げられます。
🌟唾液を増やすには?
1.よく噛んで食べる
食事の際は一口30回を目安によく噛んで食べましょう。多少食べにくいものでも飲み物なしで噛んでみようという習慣をつけてみてください。
2.こまめに水分をとる
体中の水分が減少していますと、それに伴い唾液量も低下していきます。水分補給の際は、カフェイン類ではなく麦茶や水がオススメです。
3.鼻呼吸を心がける
特にマスク着用時は口呼吸になりやすいので鼻呼吸を意識するようにしましょう。
4.舌を動かす
舌を動かすと唾液腺が刺激され、唾液が分泌されやすくなります。
特別な舌の運動でなくても、口を閉じて舌を上下に動かすだけでも、唾液が分泌されてくるのを実感できると思います。
5.唾液腺をマッサージする
マッサージで唾液腺に刺激を与えると、唾液が分泌されやすくなります。
この5つのことを意識し、唾液が分泌されるよう、日頃から心がけていきましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨
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